“継続そして挑戦”
リニア・三遠南信道時代に向けた
「次の飯田」へ

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「次の飯田」につなげる10の重点政策
(マニフェスト)

新型コロナ対策はじめ医療・防災・福祉など安心・安全の地域づくりを進めます
出産・子育て・教育環境を充実させ、世界的視野を持つ若者の育成に努めます
農林、製造、観光産業の再生・振興と人材育成に取り組み、働くことを大切にする 安心社会を目指します
「ムトス(自主自立)の精神」による地域自治を推進します
市民主体の文化・スポーツの振興を図り、伝統文化・文化財を保護・継承します
飯田らしい「環境のまち」づくりを推進します
リニア・三遠南信道時代を見据えた街中の賑わいづくりに取り組みます
リニア駅周辺の整備を着実に進め、「スマートシティエリア」を創出します
三遠南信自動車道およびリニア駅への道路ネットワークを整備・促進します
行財政改革として事務事業を見直し、持続可能な市財政を維持します

“継続そして挑戦”
リニア・三遠南信道時代に向けた「次の飯田」へ

令和2年8月26日

牧 野 光 朗

「次の飯田」の絵姿は、大きく2つの取組を行うことで見えてくると考えています。 ひとつは「環境文化都市宣言」に示され先人から受け継いだ美しい自然環境と多様で豊かな文化、そしてそれらによって培われたムトスの精神(自主自立の精神)に基づく自治など、飯田市らしさを磨き守っていくことです。

もう一つは、気候変動や感染症拡大などに対応した危機管理、人口減少・少子化・高齢化に対応した「人材サイクルの構築」による地方創生、そして5G(新高速移動通信システム)やAI(人工知 能)、IoT(モノのインターネット)、ロボット化など先端技術を用いて生活の質の向上を図るス マートシティ構想の導入など、取り巻く環境の変化にしっかり対応しながらリニア・三遠南信道時 代に向けて備えていくことです。

こうした取組は行政のみではできません。地域の皆さんや事業者、NPO、教育・保育関係者など多様な主体が協働することで、はじめて「次の飯田」につなげることができると考えています。「次の飯田」の具体像はマニフェストの中で示しますが、リニアという国家的大プロジェクトが全面着工に至るまでには未だ課題を多く抱えている一方、コロナ禍で世界的な経済の低迷を余儀なくされている足下の現状を鑑みると、これを現実のものにするためには次期4年が飯田にとって正念場になります。

市を取り巻く環境は、人口減少・少子化・高齢化に加え、世界的気候変動やコロナ禍による経済危機が重なり、さながら大嵐の海を航海する「飯田丸」のようです。リニア・三遠南信道時代という希望の港を目指す航海は予測困難ですが、その港を目指す船長に求められるものは、高度な構想力と強い実行力、そして船を転覆させず、誰一人遭難させまいとする固い信念と捉えています。

構想力では、リニア駅周辺整備において前職の日本政策投資銀行(旧日本開発銀行)で培った経験を生かして事業費を抑制し、文化会館の建替といった大事業を見通せるようになりました。

実行力については、私は4期16年の間に、いち早く小中学校の耐震化を進め、地区公民館・自治振興センターの耐震化や改築、市立病院の第三次整備、そして市役所新庁舎の整備など大型事業に取り組む一方で、1,001億円(平成16年度末)だった借金を578億円(令和元年度末)へと減らしてきました。これからも子どもたちにツケを回さない市政経営を貫いていきます。

市長に就任以来「社会的弱者に手を差し伸べるのが行政の本旨」と申し上げてきましたが、これは国連の提唱する「誰一人取り残さない世界の実現」を目指すSDGs(持続可能な開発目標)に通じる私の信念であり、約30の民間老人施設の新設、地域健康ケア計画、中山間地域振興計画などの取り組みは、飯田を善くしたいとする私の意志です。

ここに発表する5期目の重点政策(マニフェスト)は、大嵐の中であっても、これまでの実績と経験に裏打ちされた構想力、実行力そして固い信念をもって臨む「飯田丸」の海図と羅針盤であり、これまでも全国のモデルになって積み重ねてきた、飯田市の新たな挑戦を示すものです。

牧野みつお写真